潜水士免許

 法令で潜水業務については,潜水士免許を受けたものでなければ就かせてはならない,と決められています。ここでいう潜水業務とは,「潜水器を用い,かつ,空気圧縮機もしくは手押しポンプによる送気またはボンベからの給気をうけて,水中において行う業務(労働安全衛生法施行例第20条(就業規則にかかる業務)第9号)」とされてます。
 つまり,素潜りの海女さんはいいのですが,潜水工事,水族館でタンクを背負っての水槽掃除や餌やり,またダイビングのインストラクターなどは潜水士免許を取得しなければなりません。
 これまでも,またこれからも,スノーケリング(素潜り)メインでやっていくつもりですが,新しい職場では潜水士免許を取るよういわれ,先日試験を受けてきました。(スクーバダイビングCカードは遥か昔に取得したきりの全くの「ペーパーダイバー」ですが。)
 関東地方で定期的に試験を実施しているのは,関東安全衛生技術センターというとことで,千葉県市原市能満(ノウマンとよむ)にあります。まぁ,行きにくい所です。車で行くことにしましたが,問題は駐車場に停められるかどうかです。試験問題が解けるかどうかよりも,心配してしまいました。
 で,10時試験開始で,その15分前には着席しているように,という状況で,9時15分頃着いたら,かなりギリギリでしたが停められました。平成24年10月の試験,受験者573名で,この時間に行って停められるのだから,関東の人は公共機関を使って移動するんだなぁと思いました(南の島ならあり得ない状況です)。しかし,すごい受験者数ですね。実務経験がいらないので,資格マニアの人や,最近はダイビングを始めたばかりの人等も結構受験するそうです。もちろん,いかにもって人もいましたけど。
 合格率8割程度で,周りでこの試験に落ちた人は知らないので,それがプレッシャーでしたが,無事合格通知が送られてきました。
 これで,スクーバ潜水の調査を断る口実がなくなりました。あーあ。